残念ながらシナリオがシナリオだけに内容に言及できないのでブログエントリーが書き辛いの困るけど、まぁ書いてみる。
以前「運命じゃない人 | jigelog」というエントリーで書かせてもらった「運命じゃない人」の内田けんじ監督作品。以前の作品と同様に複雑なシナリオが折り重なって進められるような群集劇の雰囲気。
観ているとたまに混乱はする所もあるものの一気に観れてしまう。伏線がかなり張られているので、もう一度観て細かい所を確認したいと思ってしまう。一見内容的に散在しているように感じるが実は本題は一つだと思う。
以前のエントリーでも書いたけど内田けんじ監督の良い所だと思うのは、「本当の悪」と感じさせる人があんまり登場しない所だと感じる。なぜそういう風に描くのかの監督からの答えが本作にはあり、それが本題。
大泉洋と佐々木蔵之介の最後の方のやり取りがソレでちょいネタばれすると「悪い人なんていない、自分で悪くなってるだけ」って事(こんなんでネタばれしねぇか)。是非劇場にて確認して欲しいなっと。
劇中に登場する土地の一部が自分の住んでる場所にすぐ近くだったりすると、ドキドキするね。
そういえば「
わ!調べたら公式サイトあるしwww (人世横丁公式サイトへようこそ!!)
超今更感が漂いますが、おすすめされたので観てみました。思った以上に面白かったです。えっと、アン・ハサウェイかわいい~とか、メリル・ストリープかっこええ~とか言ってもなんですので、ちょっと違う感じで書いてみようと思います。
この映画はさまざまな「矛盾」を抱えている。矛盾とはネガティブな意味だけで言っているわけではなくて二面性のあるテーマが結構バランスが取れていると感じる事が多かった。以下、内容的にネタばれとかだったらゴメン(妄想も多々含まれてます)。
まず、服飾業界自体の矛盾である。服とは衣食住の衣であり、gooの広辞苑辞書によると以下。(【衣食住】 - goo 辞書)
着ることと食べることと住むこと。衣服と食物と住居。生活の基本的な要件。
つまり服飾は本来、基本的な要件でしかなく、身体を護る事がまず第一のはずだ、ある意味それが全てだと言っていい。だが実際は、パリコレでシャネルがどんな服を作るのかや、エビちゃんが雑誌で着た服なんかで経済が動くほど服飾は影響力さえ持っている。(エビちゃんの例は違うか、まぁいい)
これは、祭事から派生して権力を表す道具としての側面も持ち合わせている事から来る物だろう。神を奉るために着飾り、それを奉る事が出来るのは権力を持ち合わせたものだけが出来る、つまり美しく着飾れる事自体が富裕の象徴にとって変わり、それが芸術性をも飲み込んだという感じだ。
靴と時計を見れば男の価値が分かるなんていう風評は、端的に示しているかもしれない。ま、そういう風評を逆手にとって悪さをするような輩もいるので実際はアテになりませんが。
映画として、この身体を護る布切れと、権威と美しさを併せ持つファッションという二つの性格を持つ服飾をどっちの性格を悪者にする事なく描かれている。まずこれに驚かされる。こういう矛盾をはらんだテーマの場合は、どちらかの方に力点が置かれているのが多いと思う。少なくともどちらかには傾いてしまったりしてしまう。
これがまた、どっちも悪者にならずに矛盾を感じさせず、むしろどちらとも魅力的に描ききっている。煮え切らないと感じる方もいるかと思うが、私には妙にリアルに感じる。もちろん、脚本があっての架空のお話である(モデルがいるのは知ってるが)、都合が良い部分も散見するが、「人間何を着てても中身が大事よ」とかいう分かりやす~い寓話にしていない所は好感を持てる。
ファッション業界だからだろうか?やはり女性の働く姿が中心に描かれる。伝説的な編集長として確固たる地位を確立しているミランダ(メリル・ストリープ)と、キャリアをこれから積んでいこうとスタートするアンドレア(アン・ハサウェイ)。
観て頂ければ分かるのだが、どちらの登場人物に関しても女性の社会的地位を確保するために犠牲にしていく物があったりする。別にフェミニストな意見を言うつもりはないが、現状まだまだ、女性が正当な評価をもって働くのが難しいのは事実ではある(それが、構造の問題なのか、男女のどちらかの問題なのかとかは置いておいて、無責任だけど)。
劇中にメリル・ストリープがノーメイクに近い感じで弱みを見せる部分があり、多分そこで観客の感情移入を狙ったのかも知れない。私としては、そこの部分よりもラスト近くでの二人の登場人物の決別のシーンのが考えさせられて重かった。
犠牲を強いても働くという矛盾を解消するためには、なんにせよ燃料がいるのだ。ミランダはファッション業界への誇りと伝統を燃料としていて、アンドレアはキャリアを積む上でそこへの疑問を感じて決別という名の自立をする決意をするのだと感じ取った。
つまり、ミランダが最後に新聞社での紹介の際にアンドレアに手を差し伸べるのは、働いてくれた事への感謝でも人間的に好意をよせていたわけでもなく、矛盾を抱えた女性の自立へ対抗するためへの燃料を見つけたアンドレアに対して塩を送ったように観えてしょうがない。
ミランダは当初ただの悪者で、駆け出しのアンドレアの成長物語だったそうだ(原作もそうらしい)。矛盾を抱えたテーマをぶつけ合わせて中和に成功している作品はあんまりない。
ライトな感覚で観られるのに色々考えさせられる。華やかな世界にあこがれる女子よりも、どちらかと言えば男子に観て欲しい作品。なかなかこういうのって男子として手が出にくいしね~。
一つ難点を言えば、アマゾンのレビューで書いてる人も居ましたが、男性陣が魅力がなさ過ぎる・・・。なんか意味も無くしょんぼりしてしまったりして^^;
地球温暖化の問題をアメリカの元副大統領、アル・ゴアがスライド講演を世界中で開き、地球と人類の危機を訴えている模様をドキュメンタリーにした映画で1/20より公開されるそうです。
さてさて、ドキュメンタリー映画と言う事で好みは分かれるかも知れません。ただサイトにてのイントロダクションだけでもかなりショッキングです。
個人的にはもう絵空事ではなくて温暖化や気象の異常なんかを少し実感し始めています。(以下引用)
* カテゴリー4および5のハリケーンの発生数は過去30年間でほぼ倍増しています。
* マラリアがコロンビアのアンデス (海抜7,000フィート (約2,100メートル)) などの高地に広まっています。
* グリーンランドの氷河の流出量は過去10年間で2倍以上に増加しています。
* 少なくとも279種の動植物がすでに地球温暖化の影響で両極方向に移動しています。
* 地球温暖化による死者数はわずか25年で倍増し ーー年間30万人に達します。
* グリーンランドと南極大陸の棚氷の消失により、全世界で海面が20フィート(約6メートル) 以上上昇して各地の沿岸部は壊滅的被害を受けます。
* 熱波がその頻度と激しさを増します。
* 干ばつや山火事が増加します。
* 2050年までに夏の北極海から氷が消えます。
* 2050年までに全世界で100万種以上の動植物が絶滅します。
恐ろしい…。何かをしなければいけないというより、心がけから始めるのも良いかなと自戒を込めて最近思っています。妹は最近「携帯箸」を購入、割り箸のお店なんかでは必殺仕事人のようにシャキーンと携帯用箸を組み立てているのは中々爽快です。
とりあえず、自分的には買い物袋を持ってなるべくビニール袋等の包装は最近控えるようにしている。今度携帯箸買おうかと画策中。
上記妹とも話していたのだが、ちょっと偉そうな環境保全ではなくて個人の話として想像して欲しい。このまま温暖化が進めば40年後位に本格的にヤヴァイっていうのは最近科学的裏打ちもされてきつつあるので、20代~30代の方(俺含む)が40年後、つまり生きていれば60~70歳程度の年齢になる。
この時に天災が起ころうもんなら、ヨボヨボの身体を引きずっての天災との戦いが待っている。それを想像するだけでゾっとするのである。
あ、映画に関しては観に行くかどうかは微妙っす(ドキュメンタリーとか寝ちゃうのだ)。ゴメンなさい映画会社の人。善処します。^^;