以前池袋のジュンク堂書店で見つけてちょっと気になっていた本。読みました。
タイトルと装丁が可愛らしいってのもあったんだけど、普段捨てている果実とかのタネ(種)をお手軽に育てるという内容らしいのでそのコンセプトも面白そうだなーと思ったわけですよ。
以前、「自家製コンポスト(生ゴミ処理機)」というエントリーで生ゴミの処理をコンポスト化するのをやってるんだけど、やってみて思うのはピーマンの種とか混ぜてる途中から芽を出したりして、「こいつら根性あるなー」とか思ってたわけですよ。
なので、こういう本を読むとミカンとかリンゴとか植えたくなってウズウズしてしまう。下記本の紹介引用。
この本を作るにあたって、スタッフそれぞれが実際にタネをまいてみました。
~中略~
発芽は本当に感動します。もちろん成長を見守るのもこの上ない喜び。本書はそんなタネまきの楽しさがたっぷりつまった本。ガーデニングの熟練者の方は実を食べることを目標に、園芸初心者の方は実験の気分でぜひぜひタネまきしてみてください!
実際に本を読んで面白かったのは、種を砂漠緑化に利用している団体の事。種は別に野菜とか果実とかじゃなくてもOKらしくて、周りを粘土で固めてそのまま撒くらしいです。
土壌を整理して木を植えていくよりも圧倒的にコストがかからないらしく、種+粘土なので環境負荷も少ないそうな。これは結構なるほどと思った。もしも発芽しない種があったとしてもそれはそれで土壌改良に一役買う事になるからだ。残念ながら活動している「グリーンピック」のWebサイトは見つける事ができなかった。
代わりと言ってはなんだけど、関東たねとりくらぶなるものがあって種苗の交換をしているそうだ。面白そうだ~。
また、SFです。別にこだわってるわけじゃないんですけどね。たまに仕事と関係ない活字とか読みたくなるとちょっと現実世界は遠のいているような作品の方が良いとSF初心者は思うんですよ。
んだったら、ファンタジーとかは? ファンタジーはSF以上に軽く読めないんですよ。世界にどっぷり浸からないとダメでしょ?時間が必要なんすよ。という言い訳をしてみる。
今回はハイペリオン。とりあえず、長いです。文庫上下巻でとりあえず「ハイペリオン」。んでその後にこれまた文庫上下巻で「ハイペリオンの没落」。その後更に「エンディミオン」と「エンディミオンの覚醒」が続くって事らしいです。現在「没落」まで読み終わって、エンディミオン読んでる所。エンディミニオンは別に書く機会があれば書く。
内容といえば、以下なんですが。
迫りくるアウスターの脅威と、殺戮者シュライクの跳梁により惑星ハイペリオンは混乱をきわめていた。連邦政府より命令をうけ、この地に降りたった、神父、軍人ら経歴もさまざまな七人の男女は、一路“時間の墓標”をめざす。その旅の途上で明らかにされていく、数奇な宿命を背負う彼らの波瀾にみちた人生の物語とは…?あらゆるSFの魅力を結集し、卓越したストーリーテリングで描く壮大なる未来叙事詩、
とりあえず、ファンタジー色もあるしサイバーパンクからタイムトラベル物まで詰め込めるだけのSFネタを一つに詰め込んだような、ごった煮感がある。それだけでお腹一杯でゲップが出そうな感じなんだけど、これがまた期待を裏切ってサクサク先に読み進めてしまう。
元々、著者のダン・シモンズは小学校の教師をしている時代があるらしく、その時に小学生向けの物語としてがこのハイペリオンの元になっているとの話らしい。そうやって思い返してみると絵本とか絵巻の臭いも結構する。情報過多なのもちょっと納得できる。
ただ、没落の最後への謎解きのスッキリ感と、グイグイ読ませる筆致とかは人気があるのが良くわかる。エンディミオンはどうなる事やら。楽しみにして読み進めようと思う。
名作、名作って呼ばれてるけど今まで読んだ事がなかった。表紙のモザイクがちょっと怖くてなんか手に取る機会を無くしてた事が多かったと思ってる。
サイバーパンクってのが本当に良く似合う内容だなと素直に感じる。この作品を元に使ったんじゃないかと妄想したくなるような作品とかが多いのを見てもその当時影響があったんだなと思う。今読むと魅力が無くなっているという意味ではなく、今読んでも魅力はタップリだった。
とりあえずAmazonの商品説明を引用しておく。
ケイスは、コンピュータ・カウボーイ能力を奪われた飢えた狼。だが、その能力を再生させる代償に、ヤバイ仕事をやらないかという話が舞いこんできた。きな臭さをかぎとりながらも、仕事を引き受けたケイスは、テクノロジーとバイオレンスの支配する世界へと否応なく引きずりこまれてゆく。話題のサイバーパンク SF登場!
ちなみに、ヒューゴー賞と、ネビュラ賞のダブルクラウンらしい。
この作品に影響を受けた作品と考えるとフト「ブレードランナー」を思い出してしまう。第一章の千葉の話なんかはものすごく醸しだす雰囲気が似ている。ただ、あとがきによると実は製作時期は前後するわけではなく、一緒の時期に作られたものらしい。作者のウィリアム・ギブスンは丁度一章を書き上げた時にブレードランナーを見て、映画館を出てしまうほど似たような雰囲気に驚いたそうだ。
マトリックスのザイオン人とか出てくるしなぁ…。なんとなく今読んだ自分としては違う楽しみがあった。