ちょっと前に書いた「進化する電池の仕組み」エントリーに引き続き、電池の本を読んでみました。
電池って言葉だけ聞くと乾電池のイメージが強いので、どうしても「電気を溜める物」という意味で感じ取ってしまうんですが、今後は多分水素等を使った燃料電池が主流になってくるだろうな。と思っての選択。
本の紹介としては、ちょっと看板に偽り有りの部分があると思う。「燃料電池と水素エネルギー」というタイトルで、帯には「21世紀は水素の時代だ!」と書いてある割には、燃料電池の構造や技術に関しては本の1/4程度しか割かれていない。
ただ、それを余りある程、燃料電池の周りを取り巻く環境に関しては、考察が多く面白い。コストの予想や、普及度、環境問題への取り組み等の考察は今後来るであろう燃料電池の時代をザックリと把握するのには丁度良いサイズと内容だと思う。
ちょっと話はズレますが、ずっと私は燃料電池に関して疑問があった。なんで各自動車メーカーが開発してしかも実用段階に近い所まで来ているのにも関わらずリリースもしくは実験環境を作らない(テストとして一部地域で実施)のだろうか?という事だ。
水素を供給するためのインフラに普及に時間がかかるという理由をボンヤリと考えていたのだが、どうもこの本を読んでそれだけでは無さそうだという事を教えてくれた。インフラだけの理由だったら地域限定での実験環境を作らないのに説明が付かない(ちなみに電気自動車は一部地域で実際にテストされている)。
燃料電池を小型化をしてちゃんと形として「実現」したのは、バラード社という企業でその企業が自動車に搭載するための燃料電池の特許を取得しているらしいのだ。
その、特許は2010年位に切れるらしい…。という事は?!

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