jigen, Hirotomo Kunimatsu
Tokyo, Japan
mailto: microformat hcard
top

いのちの食べ方

いのちの食べ方

この映画イイワー。手放しで他人におススメは出来ないんだけど、個人的にはかなり良い映画だった。ただタイトルがイケてないよなぁ。

映画としては台詞が一切無くて、食物が栽培、育成、処理されているような映像が細切れでずーっと続く「だけ」の映画。なんというかパッと見るとイメージビデオ的な感じなので、ボケーっと観るのが吉、逆に気合入れて観るような映画ではない。

良いと感じた箇所

何が良いと感じさせたかというと、恣意的な描写は一切無い所だったりする。結局実際に食物が作られている現場の映像なので、あまり「ファーストフードネイション」のような恣意的な物語を観客側に押し付ける所はない。

更に言ってしまえば、本当は実際の映像のみを使っていたとしても編集の仕方であったり、おどろおどろしい音楽をBGMで使う事で印象操作をしたりする事も可能だと思うんだが、この映画はそういった事が一切無い。

感心した箇所

映画の中では一部屠畜関連とかで、やっぱり多少グロい映像とかもあるんだけど、これも上記と同様に淡々と描写しているので気持ちが悪くなるような感じではない。

感心したのは(というより「ぉぉぉぉ」と唸ってしまう感じ)食肉用の鶏をデッカイハウスのような中で飼っている映像。このハウスがむちゃくちゃ大きくて端が遠くに見えるほど。その中にビッッッシリと鶏が飼われている。この部分は結構衝撃的だった。しかも鶏移動用のみの機械とかもあるのよこれが。鶏が掃除機にスポって吸われて鶏サイズのチューブを通って後ろにあるボックスに入れる感じ。

ここではただただ映像に圧倒されちゃって、「こんな所で飼われた鶏など食えるか!」という感覚は一切なくて、「ココまで大規模工業化されてるのかー!」という感嘆の気持ちのが強かった。語弊があるがこれも一つの「平飼い」ではある。

ぶっちゃけると、ここまで工業化して「安く大量に供給するけど質はよくないよ」という形は悪くないと思う。それを望まれているしね。鶏に限っていえばもちろん外で放牧しての方が健康的な生活をしている分味も美味しいだろうし、食べる側の健康にも良さそうではある。ただ、きちんとした数を大量に配給するという意味においてやはり突き詰めていくとこの映画で描かれているような形にならざるを得なくなってしまう。

ま、何がいいたいかと言うともっとちゃんと分かるように表示すればよいのに!って事です。そういう表示されてない情報を提供するというのもこの映画の意義なんだろうけど、わざわざ映画みにいかなければ分からない食の情報ってのもヤダなと思ったりもするわけです。


関連エントリー

  • No Related Posts
よろしければ、以下リンクよりコメントをどうぞ。
2009/09/09 07:58:50200907:58
アリ「ここからメニューだすよ」
アリ「ごちそういっぱーい」
アリ「腹へったー」
アリ「働けー働けー♪」