病気(参照)なので、読書にいそしむ。大好きな米原万里の絶筆の連載をまとめた「発明マニア」が最近出版されたのでそちらを購入。分厚いので読み応えがありそうだ。
元々以下のような以前の見て頂ければ分かるとは思うが、私は米原万里が大好きだ。なんだか、イカした人だなと常々思ってる。
内容としては色々と下らない(失礼)な発明で世の中を良くしようという短編を集めた物。元々サンデー毎日に連載されていたので見開き2頁を使っての週間連載を本に纏めたものだろう。2003年の11月から米原さんの無くなる2006年5月までのまさに絶筆本。
下らないと言ったけど、かなり風刺の効いた内容で発明アイディアという形にする事で嫌味や毒舌をやんわりした雰囲気になっているような気がする。短編を集めた物なので大きな本ではあるが、時間が空いた時に読みたい分だけサックリ読めるのも良い。
イキナリだが、この連載自体が現在も続いている(?)、アメリカへのイラク派兵が始まった時期と重なるので、それ関連の記事が多かったりする。んで、フト思い出した事をちょっと書く。別に政治に関して文句を言う立場でも無いし、そういう性格の物をこのブログで書こうと思ってはいないので、ちょっと軽めに。
アメリカのイラク派兵中に、日本人数名がイラクへの入国を日本政府が控えるように勧告していたにも関わらずイラクに行き(ボランティアのため)、イラクの一部組織に拉致されてその後開放された事件があった。
当時の総理大臣やその周辺、マスコミも含めてほとんどが、「自己責任」という名の元にこの拉致された日本人の方々を非難した。これに私は当時から「?」と思っていた。なんで怒られなきゃならんのだろう?と。
このニュースが日本を駆け巡っていた時、ちょうど私の仕事の関係者数名と飲む機会があり、この疑問も含めてぶつけてみたんだが、その場にいる私以外の全員が「行くな。って言ってるのにイラクに行って捕まって、政府とかに迷惑かけているのだからあいつらが悪い」という事だった。
私はこれほど怒りを伴ってこの事に関して反論してくるのが一般的な事だという事を知り、ちょっと恐怖したのを覚えている。
その場は、そのままお流れになったのだが、今思ってもやはり不思議である。国という組織はやはり強制徴税権がある国と、それに対して国は国民に対して基本的な人権を守るのが基本だと思う。上記拉致された方々は税金を払ってなかったのだろうか?多分そんな事は無いだろう。
自由に旅行する権利もあるはずで、例えば今まで平和だった外国に仕事で行ってて急に内戦が勃発した場合、それも自己責任として守ってくれないのだろうか?順番が違うだけでありえる話だと思う。危険を承知で行かなければならない場合もあるだろう。そんな時に強制的に行くなと命令する権利は国には無いはずだ。
まぁ。政治とかに無知な私が思っている事なので、間違っていたら指摘して欲しい。逆にそれを知りたい。(優しくよろしくw)
さて、話がずれた。話を戻そう。発明マニアは一章につき一つ以上イラストが描かれていて、それも結構素敵である。描いているのは「新井八代」さん。実は米原万里さん本人が別名で描いているそうだ。
そそ、「アライヤヨ」→「あら、嫌よ」である。w
惜しい、米原さんが鬼籍に入ったのは非常に残念だ。